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芽生え始めた思いを辿って

  • 執筆者の写真: KGK公式ブログ
    KGK公式ブログ
  • 10月8日
  • 読了時間: 3分
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証し#115 執筆担当:杉原聖信(関西地区GA)


今年の7月から関西地区GAとしてKGKに仕えられることを感謝いたします。神様が、私を学生宣教の地に遣わしてくださったことは、想像もできない驚くべき計画でした。


私は、島根県江津市という海、山、川に囲まれた自然豊かな場所で生まれ、幼い頃から教会で育ってきました。9歳で受洗したものの、同年代のクリスチャンが少ない中で、孤独な中高生時代を過ごしました。


しかし、大学に進学すると、先輩からKGK の学内活動に何度も誘われるようになりました。初めは、アルバイトや部活を理由に断っていましたが、忍耐強く熱心に関わり続けてくださり、学内活動や中四国地区のイベントにも参加する機会が与えられました。そこで信仰の友人たちと出会い、分かち合いを通して自分自身の罪に気づかされ、神様によって造り変えられる経験をしました。そして、2018年に参加した青年キャンプでは、献身の招きがありました。将来主が私を用いてくださるのであれば、応答したいと献身の思いが芽生え始めました。


しかし、献身の形が具体的に示されていたわけではなかったため、大学院を修了し、一度就職する決断をしました。その時に相談していた牧師からは、『献身の思いはわずかな火でよいから、消えないように守り続けて欲しい』と祈りの励ましを受けました。事あるごとにその言葉を思い返し、種火であっても燃やし続けられるように祈っていました。


2022年に私が大阪へ転勤してから、神様は、具体的な歩みを示してくださりました。初めて行った現所属教団のキャンプで妻と出会い、昨年結婚に導かれました。お付き合いのときから妻は、私に「教団のユース世代と関わる姿を見て、KGKでの働きが向いていると思っていた」と背中を押してくれました。今では、妻は私を学生宣教の地に送り出し、伴走者として、夫婦でともに神様と学生に仕えています。


5年間の前職を離れて、KGKで働くことは、正直いまでも不安があります。人の目を恐れ、他者と比較して自信を失うこともありますが、神様の主権の中で、みことばに目を留め続け、不安や恐れを取り去ってくださる方に、信頼したいと思います。


学生宣教は、神様の言葉が若い世代をとらえ、彼らの生き方が変えられていく、重要な働きであると考えています。私は、GAとして学生に一番近い存在となり、悩みや葛藤を丁寧に聴きたいと思っています。また、学生たちが、みことばに触れられて、全生活・全生涯の中に主の存在を認め、ともに歩むことを励ましていきたいです。


この働きを始めるにあたり、多くの祈りと経済的な支援を心より感謝いたします。これからも、みなさんと一緒に宣教の同労者として、励まし合い、遣わされた地で福音に生きていきたいです。


わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。

それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。エレミヤ29:11



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