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主が見せたかった景色

  • 執筆者の写真: KGK公式ブログ
    KGK公式ブログ
  • 6 日前
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証し#116 執筆担当:久多良木 恵哉(関東地区担当主事)


すると、イエスは彼らに⾔われた。「あなたがたが、あの⼈たちに⾷べる物をあげなさい」ルカの福⾳書 9章13節


イエス様から派遣された弟⼦たちは、再びイエス様のもとに帰ってきて旅の報告をしましたが、旅を終えた弟⼦たちは疲れていました。そんな弟⼦たちに休息を与えようとイエス様は⼈⾥離れた場所へと彼らを連れていったのです。しかし、そこには噂を聞きつけた⼤勢の群衆がいました。弟⼦たちはイエス様に群衆を解散させるようお願いしますが、イエス様はこう⾔われたのです。私だったら「イエス様あなたが⼀⼈でやってくださいよ!」と反論するでしょう。弟⼦たちはイエス様に答えます。


「私たちには五つのパンと⼆匹の⿂しかありません。私たちが出かけて⾏って、この⺠全員のために⾷べ物を買うのでしょうか。」


忘れてはならないのは、弟⼦たちは先ほどまで、神の国を宣べ伝え、病のある⼈たちを癒す旅をしていたということです。その旅は、体⼒を要しつつも隣⼈を愛する喜びを伴うものだったでしょう。しかし今の弟⼦たちにはそのような意欲はありませんでした。私は弟⼦たちの気持ちが分かる気がするのです。イエス様の福⾳に感動して、情熱をもって私たちはこの福⾳をもっと伝えていきたいと外に出ていきます。そこに嘘や偽りはありません。しかし時に、その働きにすら疲れを覚えることがあるので す。


イエス様が疲れを覚える弟⼦たちに⾔ったこの⾔葉の真意は分かりません。


しかし、イエス様には弟⼦たちに⾒せたい景⾊があったのではないでしょうか。


それはおよそ20000⼈にも及ぶ⼤群衆が、同じ場所で⾷事の交わりを持ち、⼼も⾝体も満たされていくという美しい景⾊です。


8⽉末に KGK 関東地区の夏キャンプ Challenge Camp(通称 CC)が⾏われました。最終⽇のメッセージを任されていた私は、前夜、興奮と緊張で⼀睡もできずに朝を迎えました。しかし神様は、5 ⽇間の疲労と寝不⾜を抱えていた私に美しい景⾊を⾒せてくださいました。それは、100⼈にも及ぶクリスチャン学⽣が御⾔葉に聞き⼊り、共に神を賛美し、共に涙する姿です。


イエス様の「弟⼦たちに休息を与えたい」という思いは、弟⼦たちが思っていたのとは違う⽅法で、しかし確実になされました。彼らはきっとここからまた⼒を得て、出ていくことができる。「この働きを⼀緒にやろう」と⾔われるイエス様が、私たちに⾒せてくれる景⾊は、私たちの⼼に活⼒を与え、奥深いところで私たちを癒していきます。学⽣宣教というフィールドで、神様が⾒せてくださる美しい景⾊に期待して後期も⼀緒に歩んでいきましょう。

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