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​KGKの全体像

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KGKは、キリスト者学生会(Kirisutosha Gakusei Kai)の頭文字を取った略称です。

戦後まもない1947年、早稲田大学では、教室不足のため日曜日にも授業が実施されていました。礼拝に出られない2人のキリスト者学生は、日曜日の昼休みに学生礼拝を始めます。これを契機として、2人の学生は毎日、ほこりに埋もれた物置のような所で祈祷会を持つようになりました。

この交わりは、やがて「キリスト者学生会」と名づけられ、大学を超えて広がり、1947年6月14日に始まった日本医科大学での学生集会、そして御茶ノ水での土曜集会につながっていき、宣教師たちを通してIFES(International Fellowship of Evangelical Students、国際福音主義学生連盟)との交わりも与えられ、さらに御茶ノ水に与えられた事務所を拠点として他の学校にも広がり、関西、東北、そして全国へと広がっていきます。

このようにして全国へ広がったKGKは、やがて「KGK運動」と呼ばれるようになります。それはKGKが、ただ活動を行うだけの団体ではなく、「生き方」を変える団体であること、そしてKGKは学生時代の思い出で終わることなく、そこで経験するスピリットは生涯を貫くものであるということを表しています。

その活動の内容は地区や学校によって様々です。あるいは、学校を卒業すれば、それぞれの人生はさらに多様になります。しかし、あなたがどこにいるとしても、以下のスピリットを持つとき「KGK運動」をしているのだということが、KGKが70年の歴史のなかで信じてきたことなのです。

KGKスピリット(三本柱)

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1. 福音主義:福音の豊かさを知る

 

聖書を誤りなき神のことばとして信じ、学び、従うなかで、聖書が証しするホーリスティックな福音の豊かさを知ることを求め続ける。

 

2. 超教派:キリストの教会を建て上げる

 

地域教会から遣わされた学生たちが交わりをもつなかで、全世界に広がるキリストのからだなる教会を建て上げ続ける。

 

3. 学生主体:全生活・全生涯で証しする

 

学生として主体的に福音に生き、KGKの活動の責任を担うなかで、全生活・全生涯で証しする卒業生として送り出され、それぞれが遣わされた教会、家庭、職場、地域、国家で、福音に生き続ける。

活動内容

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学内活動

 

多くの大学、短大、専門学校、高専などの学内でグループ聖書研究や祈り会が行われています。学内にたった一人でも、学生として福音に生きるという意味での学内活動を行っている学生もいます。主事・GAは学校を訪問し、キリスト者学生とともに祈り、励まし合います。

ブロック活動

 

近隣の学校に遣わされた学生が集まり、伝道や学び、祈りのための集会をもっています。ブロックは県や路線ごとに分かれており、担当の主事・GAがその活動を支えます。

 

地区活動

 

全国に9地区が立てられ、集会や合宿が学生の役員たちの手によって開催されています。それぞれの地区は信仰基準と目的を明確にした規約を持ち、会員制を取っています。全会員による総会を開催することで、役員として立てられた学生だけでなく、その他の学生も共に責任を担う体制としています。

各地区ホームページはこちら

 

全国活動

 

各地区の代表者によって全国協議委員会が組織され、その主催により全国の9地区の学生が3年に1度、一同に会する全国集会(NC)がもたれています。全国集会がもたれない年には全国学生訓練会(NET)がもたれています。その他にも、オンラインによる同期の交わりとして全国同期集会が開催されています。

卒業生会

 

KGKが教会を建て上げる働きであるとすれば、学生時代だけに意味があるものであってはなりません。「生涯運動」でなければならないのです。卒業生たちが遣わされた地で福音に生きることを励まし合うために、各地区の卒業生会では、KGKスピリットを再確認し、労働・結婚(家庭)・教会について学び、祈り合う交わりが、地域別・世代別・職域別でもたれています。また、1954年に初めて「主事」というフルタイムの伝道者を立てたのは卒業生会であり、現在も多くの献金が卒業生たちから捧げられています。

 

世界との関わり

 

KGKはその当初から、海外の学生宣教団体との交わりが与えられ、多くのことを教えられてきました。その交わりのなかで、1956年にIFES(International Fellowship of Evangelical Students、国際福音主義学生連盟)に正式加盟し、東アジア地区の一員として、EARC(East Asia Regional Conference、東アジア地区学生大会)やEAGC(East Asia Graduate Conference、東アジア地区卒業生大会)、さらには主事研修に参加することで、たくさんの恵みを受けています。4年に1度、全世界のムーブメントが集うWorld Assembly(IFES総会)にも代表者を送っています。

IFESのウェブサイトはこちら

​協力会・評議員会・理事

協力会とは、各地区に置かれている支援組織です。各地区の協力会から選出された9名、全国卒業生会から選出された2名に、学生代表(全国協議委員)、理事長、総主事、全国選出評議員を加えた合計15名で構成されるのが評議員会です。評議員会によって選ばれた6名の理事と総主事によって構成されるのが理事会で、主事・GAの採用や予算・決算の承認など団体の最終的な責任を担いつつ、「宗教法人キリスト者学生会」の責任役員を兼務し、法的行為、特に財産管理における責任をも負っています。

​『学生の伝道

『学生の伝道 2022』マスター (1)_page-0001.jpg

KGKでは「学生の伝道」という冊子を発行しています。

 

KGK運動の歴史と実際がよく分かります。

興味のある方は各地区連絡先までご連絡ください。

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