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知りたいと願う魂

更新日:2023年10月26日


証し#49 執筆担当:杉本潤(北海道地区責任主事)


前期の半年間は、全国的に新しく活動に参加する人を迎え入れるフォローアップに力を入れ、北海道地区でも主にある交わりを築いていくことに力を注いできました。各地域で新しい学生との出会いが与えられ、未信者の学生たちが夏期学校にも参加してくれるなど感謝の多い半年間でした。


夏期学校を経て、ある未信者の学生が私が集っている教会に来てくれました。その学生にとっては初めての礼拝出席となり、何もかもが新鮮な光景だったと思います。彼は仏教系の家出身で、これまでの人生でキリスト教に関わる機会はほとんどありませんでした。大学に進学し、聖書に関心を持つようになって聖書研究会の存在を自分で調べ、自ら足を運んでくれました。夏期学校も案内をした時から興味を持ってくれ、積極的に参加していました。クリスチャンの学生と会話をする時には、「自分はクリスチャンではないのですが」が彼の枕詞となっています。自分はクリスチャンではないから聖書の神を信じる人たちの集まりに自分がいるのは相応しくない、周りに申し訳ないと思っている様子があります。初めて教会に来た時も、緊張しながら自転車を漕いでいたと後々教えてくれました。KGKや教会が信仰を持っていない学生にも開かれているとしても、当の本人たちは肩身狭い思いをして来るのだということを改めて教えられました。


同時に、それでも知りたいと願う彼の心と行動に私は大きな励ましを受けました。私たちの知らないところでも聖書に関心を持ち、知ることを願って行動を起こす魂が身の回りにいるのだということを教えられ、開かれた交わりの構築をこれからも目指していきたいと思わされています。


学生たちは夏休みの終わりを迎え、後期の活動も始まりました。学生たちの信仰がさらに整えられるために、また、まだ主を知らない学生たちが主イエスと出会っていくために、遣わされた地で御言葉を中心とした交わりを持つ後期でありたいと願っています。続けてお祈りいただけますと幸いです。

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