小さなことの背後にも
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コラム#138 執筆担当:拝高美雪(関西地区・研修メンバーケア担当主事)
『ルツは出かけて行って、刈入れをする人たちの後について畑で落ち穂を拾い集めた。それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑であった。』
ルツ記2章3節(新改訳2017)
新年度は、新しい出会いや新しい環境が始まる季節です。とりわけ、進学や就職、転勤や転職をされる方は、これまでとは全く違う環境の中に置かれることがほとんどだと思います。
ルツもまた祖国モアブを離れ、姑ナオミの故郷ベツレヘムで、それまでとは全く違う生活が始まりました。生活していくためにルツは落ち穂拾いに出かけ、「はからずも」ボアズの畑に行き着きました。ルツにとっては、ただ目の前にあった畑に入っただけでした。しかし、その選択とそこでの出会いが、後に彼女の人生を大きく変えることになります。
ルツ記は、主が私たちの日常の中で働く方であることを教えてくれる書です。たとえそれが慌ただしい日々であっても、平凡な毎日であっても、そこに主は共におられます。そして私たちにとっては日常の一コマに過ぎなくても、ルツの経験したような「はからずも」な主の導きが、見過ごしてしまいそうな出来事の中に隠されていることがあります。
新しい何かが始まる時、そこには期待もあれば不安もあるでしょう。私自身もKGKの主事になるために鹿児島から上京したときがそうでした。学生伝道に携われる喜びと期待がある一方で、田舎暮らししか知らない私が大都会「東京」でやっていけるのだろうか、都会の学生たちに受け入れてもらえるだろうか、主事として期待されることに応えていけるのだろうかと、さまざまな恐れと不安があったことを覚えています。
しかし主は、私たちの期待も不安もすべてご存じです。そしてその変化の中に共にいてくださいます。さらに、私たちが新しい環境の中で必死に重ねていく一日一日の中で、主は静かに働き、導きを与えてくださる方です。その小さな導きの積み重ねが、やがて振り返ったとき、主の確かな御手による導きの中にあったと気づかされるのではないでしょうか。
ですからこの新年度も、大きな出来事だけでなく、日々の小さなことの背後にも主の導きがあると信頼しながら歩んでいきましょう。主は私たちの日常の中で働かれるお方なのですから。


