「まあ、こんなもんか」を超えて
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- 1月6日
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ショートメッセージ#125 執筆担当:木下泉(事務宣教局担当主事)
「わたしが、あなたとともにいる。これが、あなたのためのしるしである。このわたしがあなたを遣わすのだ」出エジプト記 3章12節
私は新年のような節目の時には心機一転、新しいことをしようとします。しかし、いつの間にかそんな決意を忘れてしまいます。そして、そのことにさして落ち込むこともせず「まあ、こんなもんか」といった思いになることがあります。
今挙げたエピソードとは次元が違いますが、モーセも「まあ、こんなもんか」という人生を通った人物でもありました。彼はイスラエル人でありながら、不思議な神さまの導きによって、当時イスラエルを支配していたエジプトの王宮で大切に育てられました。しかし、同胞を助けるためにエジプト人を殺してしまい、エジプト王から命を狙われる身となってしまいました。そして、エジプト王の手が届かないところまで逃げ、羊飼いとして生活をするようになります。
この状況はモーセが思い描いていたものではなかったことでしょう。しかし、絶対的な権力から命を狙われても、逃げ切ることができ、逃亡先で仕事も得られ、結婚することもできた。思い通りではなかったとしても、「まあ、こんなもんか」という思いがあったのではないでしょうか。しかし、神さまはモーセの人生を「まあ、こんなもんか」とは思っておられなかった。80歳になったモーセに対し、奴隷状態にあるイスラエルの民をエジプトから連れ出すという一大プロジェクトを命じます。
今日を生きる私たちも、このことを自分ごととして受け止めたい。神さまから与えられた人生を「まあ、こんなもんか」としてしまうことはもったいない。あなたには神さまから託された、なすべき使命があります。神さまはあなたの存在を通して、あなたの業を通して、福音に生きる人が起こされてほしい、ご自身が作られたこの世界を正しく管理してほしいと願われています。
ただ、神様から託された使命に応えようとしながらも、目の前の現実に翻弄される中で、神さまの使命に対する思いが薄れ、「まあ、こんなもんか」という思いになることがあるかもしれません。そんな時であっても、神さまは次のことばを通して私たちに力を与え続けてくださいます。
「わたしが、あなたとともにいる。これが、あなたのためのしるしである。このわたしがあなたを遣わすのだ」
神さまが私たちを遣わしてくださる。そして、どんな状況でも私たちと共にいて、必要な力を与えてくださる。だからこそ私たちは、安心して使命に生きることができるのです。
新しく始まるこの一年も、決して見捨てず私たちに力を与え続けてくださる神さまに信頼して、託された使命に生かされていきたいと願います。






