土台を築く事務宣教局の歩み
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良書紹介#112 執筆担当:高木雄基(事務宣教局長)
私たち事務宣教局の働きは、一見すると会計処理や不動産管理といった裏方の務めに見えるかもしれません。しかし、その本質は学生宣教の土台を築き、次世代に宣教の働きを手渡していくことにあります。
理念に掲げているのは、「学生たちが遣わされた地で福音に生きるために堅固な土台を築く」という使命です。学生生活のただ中で、聖書を学び、祈り、友だちに福音を伝える。そうした活動の背後には、日々学生に寄り添う主事GAの存在があります。そして、その主事GAが安心して働けるように支えるのが、事務宣教局の務めです。謝儀や経費の精算、会計の取りまとめ、様々な労務対応を行うこと、与えられた土地や建物を管理することによって、主事GAが宣教の最前線で力を注げるよう備えているのです。
私たちが特に大切にしているのは、働きを背後で支えてくださる方々と最前線の働きを繋いでいくことです。全国の献金者や教会から託される献金は、単なる数字や金額ではなく、一人ひとりの祈りや信仰の表れです。そこには学生たちが主に従い、福音に生きる人生を歩むことを願う思いが込められています。私たちは、その思いを大切に受け止め、神様からの賜物として感謝をもって管理していきたいのです。
何より財産を適切に取り扱うことは神の国に仕える歩みであり、宣教の一部なのです。また、会計報告を誠実に行うことも重視しています。キリスト教会内外に対しても透明性を確保し、神と人の前で公明正大であることは、教会の枝葉であるKGKの働きにおいて大切な働きです。
さらに私たちは今の必要を満たすことだけではなく、先々を見通した長期的な計画の下で資金繰りを行っていくことを目指しています。将来にわたり主事GAが安心して働き、学生宣教の働きが途絶えることのないようにしていきます。こうして築かれる土台が、学生たちが遣わされた地で福音に生きる歩みを支えるのです。
事務宣教局の働きは、献金者の祈りと思いを主事GAを通して、学生たちに繋いでいくものであり、宣教の働きが世代を超えて確かに受け継がれていくために欠かせない働きです。さらには主から与えられた財産を管理することを通して、主の深い恵みとご計画、御業を仰ぎ見ることであり、主の栄光を表わしていく営みであると考えます。これからも私たちは、主の御守りと恵みによって、この勤めを忠実に果たしていきたいと願っています。