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いつまで行動しないでいるのか?


ショートメッセージ#14 執筆担当:山口翔(東海地区担当主事)


『ヨシュアはイスラエルの子らに言った。「あなたがたの父祖の神、主があなたがたに与えられた地を占領しに行くのを、あなたがたはいつまで延ばしているのか。』

ヨシュア記18章3節



何かを決断し、それを行動に移すまで、時間がかかるときもあれば、そうでないときもあります。何を食べるか?何を着るか?日常的なことは、早く決断し早く実行に移します。しかし、誰と結婚するか?どこに就職するか?会社を辞めるのか?学校を辞めるのか?付き合っている人と別れるのか?という、大きな決断には時間がかかります。

決断に必要な時間をかけることは大切です。しかし、私たちは時に必要以上に時間をかけるときがあります。



ヨシュア記18章では、ヨシュアが占領した地をイスラエル十二部族に割り当てているところでした。その中で、まだ割り当てられた土地を占領しに行動をしていない部族がいました。彼らに対してヨシュアが言った言葉が、このみことばです。

主が「与える」と約束してくださったのに、そのことばを信じて行動していなかったのです。土地を占領するとは、命の危険と隣合わせで、時間も体力も使う大きな決断でした。しかし、彼らには「主の約束」という何にも代えられない約束が与えられていました。それを信じて、直ちに行動すべきだったのです。



私たちにも「主の約束」が与えられています。それは、『神が私たちとともにおられる(マタイ1:23)』です。これ以上の約束はありません。神が私たちと一緒にいてくださるのです。その神とはイエス・キリストです。イエス様が、どんな時もどんな状況でも一緒にいてくださるのです。

しかし、私たちは「より具体的な事柄に対する約束」を望むと思います。「〇〇とあなたは結婚する」「その会社に就職しなさい」「今通っている学校は辞めなさい」という約束が欲しいと思うかもしれません。しかし、「神が共におられる」という約束は、これらの類の約束よりもはるかに良い約束です。私たちが、何かを決断し行動するときに、イエス様が一緒にいてくださるのです。そして、行動の結果の責任を引き受けて、すべてのことを益としてくださるのです。たとえ私たちの目から見て「失敗」と見えてもです。



だから、私は皆さんに勧めます。聖書から判断して明らかに罪でない限り、自らの良心が痛まない限り、そして相談すべき人に相談したのであれば、決断し行動してください。イエス様が一緒にいてくださる約束を信じて、勇気を持って行動してください。私たちは失敗を恐れるあまり、絶対に成功したいと思うあまり、石橋を叩き過ぎてしまうのです。そして、いつまでも行動を先延ばしにするのです。

イエス様が一緒にいてくださるのです。失敗を恐れず行動しましょう。失敗するときは失敗します。しかし、イエス様の目から見たら、それは失敗ではありません。私たちの失敗すらご自身の栄光のために用いられるのです。ヨシュアは戦いに成功していますが、失敗もしています(ヨシュア記7章・9章など)。しかし、その失敗すらも主が栄光のために用いています。



イエス様が一緒にいてくださるという約束を信じて、今日決断し行動しましょう。失敗を恐れないように。イエス様は、すでに人類最大の失敗のために、すべてを犠牲にされました。

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