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生活協同組合職員の神学

  • 執筆者の写真: KGK公式ブログ
    KGK公式ブログ
  • 21 時間前
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#仕事の神学156 執筆担当:道法涼子(東京農業大学2015年卒、元・パルシステム生活協同組合連合会 商品企画部職員)



道法涼子にとって「生活協同組合職員」とは

組合員の「困った」に寄り添い、助け合いの精神を伝える存在



「生活協同組合」通称「生協」とは、組合員(利用者)が中心となって協同で運営をし、より良い暮らしや社会を作っていくための利益を目的としない組織だ。生協に加入をしている組合員の出資金で商品の調達や設備の管理等を行い、組合員が商品を利用することで運営が成り立っている。主に取り扱う商品として、食料品や日用品の他に、保険やサービスの提供など “モノ” ではない “コト” も挙げられ、事業内容は多岐にわたる。


なお、生協の名を持つ組織は全国、世界各所に多数存在している(各生協の違いについてはコンビニでいうセブンイレブンとローソンの違いのようなものだ)。


私は生協に入協後、配送ドライバーの経験を経て現在は毎週組合員に配付をする商品カタログの企画を担当する部署に所属している。私が働く生協は店舗を持たず、宅配事業を中心としているため、紙媒体とインターネット完結で商品や各取り組みを伝えていく必要がある。企画担当は商品バイヤーと、直接的な記事執筆や制作を担う編集担当の間に位置している。両者と連携し、内容の検討や校正作業を経て誌面を生み出すことが仕事だ。市場や世情を日頃から観察し、分析もしている。自分の至らなさに悩みつつも、誌面制作に関わる大人数の一器官として業務を遂行することにやりがいを感じている。


日本の生協の生みの父である賀川豊彦はクリスチャンで、生協組織の根底には彼が掲げた「万人は一人のために、一人は万人のために」という他者のために役に立ち、人々が暮らしやすい世の中を共に作り上げていきたいというビジョンが存在している。組合員らが “協同” に運用を担う組織の一員として、彼が掲げた助け合いの精神の伝達者である生協職員には人々の「困った」を汲み取りつつ、寄り添う使命が与えられている。


また、神が「非常に良かった」と創世記で評価したこの世界だが、環境問題や自然本来の形にのっとらない食糧生産など、現在多くの課題を抱えている。生協では食のあり方の点検、組合員のカンパを活用した環境保護活動等にも積極的に取り組んでいる。


例えば一人一人は微力であっても、前述した課題解決に “協同” して向き合うことで大きな前進へ繋げることができる。助け合うことで生み出される力の大きさを組合員に伝えていくことも神に託していただいている役割と考える。


以上を意識しながら、今後も遣わされた部署での仕事に取り組んでいきたい。


※本記事は道法さんの在職当時に執筆・掲載されたバックナンバーです。現在は退職されています。

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