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教会における信仰継承について・その2

更新日:10月3日


コラム#2 執筆担当:吉澤慎也(総主事)


前回のブログに引き続き、教会における信仰継承について、考えてみたい。


先日、ある教会で聖書から「恋愛・結婚」について語る機会があった。そこには小学校高学年以上の若者十数名とともに、その両親など多くの大人たちも参加していた。会の終了後、ある大人がこんな風にレスポンスをくださったのを印象深く覚えている。「教会でも、ようやくここまで赤裸々に分かち合える時代が来たんですね」。


私としては、これまでKGKの学生たちに語ってきたものと同じような内容を伝えただけで、特別な話をしたつもりはないのだが、とてもポジティブに受け止めてくださったのだろう。


思えば私が思春期を迎えた頃、教会で「恋愛・結婚」について話を聞く機会はほとんどなかった。教会では、そのような俗っぽい話はどちらかというと歓迎されない雰囲気を感じていた。そんな私が、高校2年生の夏に参加したあるキャンプで、クリスチャンの友人を通して恋愛・結婚について考える機会が与えられたことは、今にして思うと本当に感謝なことだった。


このような大切なテーマについて考える機会が、教会でもっと提供されてきたら良かったのに。あの頃、恋愛や性に関する興味関心を契機に教会から離れていった同年代の人たちもそれなりにいたように思う。


『中高生に信仰を伝えるために』(川口竜太郎著、いのちのことば社)という本の中には、「聖書からの男女関係・性・結婚観の学びは必須」だと書いてある。教会の子どもたちが小学校高学年くらいになったら、こういうテーマについて学び始めることができると良いだろう。私がKGKで出会った学生たちの中には、「大学生になるまで教会に通っていたけれど、こういうテーマの話をほとんど聞いたことがない」という人が一定数いる。彼らは言う。「もっと早く知りたかった」「なんで教えてくれなかったの?」


私たち教会は、次世代に結婚の祝福を伝えてきただろうか。聖書の恋愛観・結婚観が、どれだけ素晴らしいものか。神様の望まれる性のあり方が、どれだけ理に適ったものであるか。それを教会の子どもたちに分かりやすく伝えて来ただろうか。そんなことを問われる思いがする。


おそらくこういうテーマの学びは、これまではキャンプで聞くことが多かったのかもしれない。KGKでも、夏期学校などでは必ず取り上げるようにしている。もしそうなのだとしたら、教会は必死になって子どもたちをキャンプに連れて行きたいものだ。もしキャンプに行かない限りほとんど聞くことがないというのであれば、なおさらそうだ。特に若者にとっては、こういうテーマについて、信頼できる人と一緒に自由に語り合いながら、交わりを通して学ぶことがとても大切だ。強制されるのではなく、自分で考え、自分で意義を見出していくような、本人の主体性を尊重するあり方だ。その学びと交わりは、その若者の生涯に渡って影響を与えるようなものにきっとなっていくだろう。

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