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教会における信仰継承について・その1

更新日:10月3日


コラム#1 執筆担当:吉澤慎也(総主事)



6/25に北海道地区で「若者と生きる教会~次世代への信仰継承~」というテーマで講演を行った。子どもや青年が少なくなってきている日本の教会の現状を鑑みると、信仰継承は喫緊の課題と言えよう。


私は戦後の第二次ベビーブームに生まれた。幼いころから教会に通っていたが、当時、教会学校にはたくさんの子どもたちが来ていたことを思い出す。実際に1980年ごろの日本基督教団の教会学校出席者数は、1教会あたり40人前後というデータがある。クリスマスともなると、100人以上の子どもたちがわんさか集まってきて、実に盛況だった。

私は時々思わされる。あのころ教会に来ていたあの子たちは、みんなどこへ行ってしまったのだろうか。今はどうしているのだろうか。


元JEA(日本福音同盟)青年委員会委員長の西村敬憲先生は次のように述べる。「実は、クリスチャンホーム出身の子どもたちを合計するとかなりの人数がいて、ほとんどが中学生までに受洗に導かれているのだ。ところが中高生の時代にその7割近くが実質的に教会生活から離れている」(第6回日本伝道会議実行委員会[編]『再生へのリ・ビジョン』いのちのことば社、2017年、p.140)


この指摘は私自身の経験とも合致する。おそらく日本の教会は、クリスチャンホームの中高生を育てることに苦戦してきたのだろう。換言すると、教会として信仰継承に上手く取り組んでこられなかったということかもしれない。


そのような反省からか、最近では次世代育成ということをよく耳にするようになった。それは健全な取り組みだと思う。子どもや青年への宣教にもっと力を注がなければ、教会の未来を語ることは難しい。しかし同時に、戦後の教会における信仰継承について検証する必要があると私は思う。もしクリスチャンホーム出身の子どもたちの多くが教会生活から離れてしまったのであれば、それはいったい何故だったのか。どこに問題があったのか。そしてそれらを踏まえた上で、今の教会はその課題をどのように乗り越えていけるのか。教会全体の課題として振り返り、検証していくべきだろう。私自身も、その時代を生きてきた教会の民の一人として、強い関心を持っている。そして、それがきっと、今日の教会の歩みに役立つはずだ。

私のブログでは、僭越ながらそんな問題提起を少しずつしていきたいと思っている。

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