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人格的な交わりの光景


証し#14 執筆担当:河野勇也(東海地区責任主事)


先日、オンラインの会員合宿がもたれ、東海地区の年間テーマ箇所であるヨハネの福音書15章から聖研(グループ聖書研究)をしました。そこでイエス様は「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです」(ヨハネによる福音書15:12・新改訳2017)と言われました。


これを聞いた当時の弟子たちはイエス様と過ごした3年間が思い出されたのではないかと思います。暑い中、喉がカラカラになりながら荒野を旅したこと。心の底から笑ったこと。厳しくも愛をもって叱られたこと。枕するところもない場所で一晩を過ごしたこと…・。目で見、さわること(第一ヨハネ1:1)のできる、人となられたイエス様と過ごしたあの時間、あの感触、あの光景が思い出されたのではないかと思います。


私も学生時代をふりかえるといくつかのシーンが思い出されます。あの少年自然の家の二段ベッドの部屋で夜遅くまで語り合ったこと。あの古びた銭湯でワイワイ過ごしたこと。主事の家に泊めさせてもらってテーブルで語り合ったこと。知識や概念ではない、人格的な交わりを通して体験した愛を、あの光景とともに思い出すのです。


対面での活動が少しだけ許されている今、「イエス様が愛してくださったように学生たちを愛するとはどういうことだろう」と考えています。愛を語るだけでなく、主にあるあたた

かな交わりに触れる。そんな光景を学生たちとともに見ていきたいと願っています。


「私たちが見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えます。あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父また御子イエス・キリスト

との交わりです。これらのことを書き送るのは、私たちの喜びが満ちあふれるためです。」(第一ヨハネ1:3-4・新改訳2017)

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