東北の田舎町からはじまった冒険
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- 2 日前
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証#100 執筆担当:金田太助(九州地区GA)
神様から九州地区のGAになるという道が与えられたことは、私にとって全くの想定外というか、意外というか、意味が分からないというか、とにかくびっくりすることでした。しかし、改めて自分の人生を振り返ると、そもそも私の人生全体が全てびっくりな神様の導きで溢れています。
私は福島県の白河市という小さな町で生まれました。白河市の父の実家がラーメン屋で、それを継ぐのが父の夢でした。しかし、父と母に牧師への献身の思いが与えられ、私が5歳のとき、神学校がある兵庫県の神戸市へと家族で移り住みます。4年の学びを経て両親は卒業し、神戸の隣の明石市の教会で1年間牧会します。そして、そこから熊本の教会へと遣わされ、両親が着任してから今年で丸12年を迎えました。
そして私は今年度から九州地区のGAとなり、親元を離れ、4月から福岡に移り住んでいます。何度振り返っても不思議に思います。東北出身者からすれば、九州なんて、もはや地図でしか見たことない外国です。でも私はその”外国”に導かれ、学生時代はKGKの活動に深く関わり、そのまま九州地区のGAとして働くことになりました。
人生にifはありませんが、たまに「もしあの時、両親が神学校に行かなかったら…」と考えるときがあります。もしそうだったら、私は今頃、白河のラーメン屋の跡取りとして生きていたかもしれません。育ち方も性格も、今と違ってもっと職人っぽくなっていたかもしれません。
でも全くそんなことはなく、気がついたらこの地に立っていました。これは私と神様の「冒険」だと思っています。東北の田舎町で育った幼い私が、神様に手を引かれて、たくさんの出会いと別れを繰り返し、ここまで導かれてきました。
そして、この冒険は九州地区のGAとして学生伝道の働きに関わるという、新たな展開を迎えています。こんなにも不思議で面白いことはないなと、思い巡らすたびに感じています。
これからも神様とともに歩みながら、KGKの交わりに仕え、この冒険の先にある、学生伝道の働きが結ぶ実を見ることができたらと願っています。