ナザレのイエスは神の子か?
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良書紹介#155 執筆担当:加藤雄太郎(関東地区担当主事)
リー・ストロベル『ナザレのイエスは神の子か?』(いのちのことば社、2004年)
「キリスト教は本当に信頼できるものなのだろうか。イエス・キリストが神の子であり、十字架で死んで復活したという話は、誰かがでっち上げた作り話ではないのか。」そんな疑問を抱いたことがある方におすすめしたいのが、リー・ストロベル著『ナザレのイエスは神の子か?』(いのちのことば社、2004年)です。
実は、冒頭のような疑問を抱いていたのは著者自身でした。アメリカで活躍するジャーナリストだった彼は、妻がクリスチャンになったことをきっかけにキリスト教への関心を持ちます。当初は懐疑的でしたが、信仰によって妻が変わっていく姿を見て、「キリスト教は本当に信じる価値があるのか」を自ら徹底的に調べるようになりました。
著者はキリスト教を検証するにあたり、自ら文献を読み込むだけでなく、次のような問いについて、それぞれの分野の第一人者たちにインタビューを行い、あらゆる疑問をぶつけていきます。
・福音書の著者たちを信用することができるか
・福音書は、綿密な調査にもその真実性を失わないか
・福音書は正確に伝承されたものか
・福音書以外にイエスに関する有力な証拠はあるのか
・考古学は福音書の内容を証明できるか
・歴史のイエスと福音書のイエスとは同人物か
・イエスは自分が神の子だと確信していたのか
・自分を神の子だというイエスは正気だったのか
・イエスは神の属性をすべて兼ね備えていたか
・イエスの指紋と救い主の指紋は一致するのか
・イエスは死んだふりをしただけで、復活はでっち上げではないのか
・イエスの遺体は、本当に墓から消えたのか
・イエスの復活を裏づける証拠は存在するのか
こうした問いを一つひとつ検証した結果、著者はイエス・キリストが神の子であることを示す数多くの根拠にたどり着きます。そして先入観や偏見を脇に置いて事実と向き合い、最終的にキリストを信じるようになりました。本書は読者にも同じように、事実に基づいてイエス・キリストと向き合うことを促しています。
本書には聖書や歴史に関する専門的な議論も登場するため、初めて読む方には少し難しく感じられるかもしれません。その場合は、自分が特に興味のあるテーマから読み始めてもよいでしょう。しかし、キリスト教が信じるに足るものか、あなたが先入観を捨てて本気で知りたいと思うなら、あなたの本気に応えてくれるのがこの本です。
もしイエス・キリストが聖書の語るとおり、本当に神の子であり、あなたを罪から救うために十字架で死に、復活し、今も生きておられるのだとしたら、それはあなたの人生にとっても大きな意味を持つことでしょう。その可能性について少しでも関心があるなら、ぜひ一度手に取ってみてください。


