雨にも負けず、風にも負けず


証し#159 執筆担当:李 喜延(中四国地区運営委員長、香川大学3年)
中四国地区では毎年6月にテーマ合宿を開催し、その年の地区のテーマについて学び、考え、分かち合う時間を持っています。今年度のテーマは「この福音を、ともに。」。テーマ聖句はコロサイ人への手紙1章6節です。
「この福音は、あなたがたが神の恵みを聞いて本当に理解したとき以来、世界中で起こっているように、あなたがたの間でも実を結び成長しています。」
(コロサイ人への手紙 1章6節、新改訳2017)
福音をさらに知り、体験し、そしてその恵みをともに分かち合っていく1年にしたいと願っています。
さあ、さっそく福音と向き合う1泊2日を!と準備を進めていた矢先、台風が接近しているという知らせが入り、運営委員会のグループラインが慌ただしく動き始めました。
中止かオンライン開催か、当日の朝になってもどうなるかわからない状態でした。
私自身はそのころ、信仰的に少し落ち込んでいる時期でもありました。「せっかく準備してきたのになぜこんな目に…」と心が重くなっていました。
しかし、主事の方々が、安全面を配慮した上で「開催します!」と決断してくださいました。急いで準備をして高松を出発したのが13時半。車に乗り合わせ、暴風の中、橋で海を渡り、高速道路の通行止めを避け下道で広島の教会へ向かいました。
会場に到着したのはなんど夜の22時半。長時間の移動でしたが、学生が皆集い、交通手段がなくなってしまった一人の学生もオンラインで加わってくれました。結果として、一人も欠けることなくテーマ合宿を行うことができました。
今回、「この福音を、ともに」を実行する難しさを身をもって体験しました。中四国地区は海や山に隔てられており、普段の夏期学校などでも移動は簡単ではありません。今回はさらに台風という困難もありました。しかし、どんな状況でも集まり、励まし合おうとする仲間たちの姿、そしてそこにある温かな交わりに、私は大きな力と励ましをもらいました。
合宿の中では、これまでの歩みの中で福音がどのように実を結んできたのか、そしてこれからどのような実を結んでほしいのかを分かち合いました。神様との心の距離を感じていた私でしたが、振り返れば確かに私の歩みの中に主は働いておられ、福音によって自分自身は変えられてきたことに気づかされました。
中四国地区には環境的な課題が多くありますが、私たちは集まることをあきらめません。ただ楽しいからではなく、そこには本気で聖書と向き合う時間があり、温かい交わりの中で励まし合う大切な仲間がいて、そして新しく、さらに深くイエス様と出会う恵みがあるからです。
これからも中四国地区の学生伝道の働きのためにお祈りいただけると感謝です。


