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たった一人のためであっても


証し#33 執筆担当:島田祐也(世界宣教部長・留学生宣教責任主事)



今年の夏は、コロナになってから初めて、全国で夏キャンプを対面で持つことができました。KGK主事と卒業生が担う留学生宣教の働きOCF/ Overseas Christian Fellowship(留学生会)でも、久しぶりに対面のリトリートを持つことが許され、感謝しています。


参加したいという留学生や、卒業してそのまま日本に残った卒業生は多くいたのですが、蓋を開けてみると、留学生は一人、卒業している外国人の方が一人。最初はがっかりしたのですが、その留学生の話をじっくり聞くことで、今回のリトリートが彼のためにあったのだということが分かりました。

神様との関係が薄まっている中で決まった留学。不安と心配の中、初めて足を踏み入れた教会。そこで、国籍や文化は関係なく、私たちはイエス・キリストにあってひとつだと神様から語られ、心からホッとしたこと。教会を通して、KGKとOCFにつながり、信仰の浮き沈みを経験しながらも、交わりに励まされてより深い神様への信頼へ導かれてきたこと。そして、今は、世界の祝福となるために、日本と母国の人々のために仕えていきたいと願っていること。


日本の教会の兄弟姉妹への感謝を口にする彼の姿を見た時、たった一人のためであっても、留学生をキリストにあって、受け入れ、愛し、歓迎する留学生宣教の働きは、やる価値があると確信しました。


日本には、約300万人の学生がいて、留学生は約30万人です。10人に1人が留学生。決して多くはないかもしれないが、少なくもない。そのうち9割がアジアからの留学生で、宣教困難な国からも多くの学生が日本を訪れています。


KGKの学生が、日本の学生だけでなく、キリストにあってひとつである留学生の友となり、ともに主に仕えていくことができるように。また、神様を知らない日本の学生の隣人となるのと同じように、イエス様を知らない留学生とも隣人となっていくことができるように。そのような祈りをもって、このKGKの留学生宣教の働きをともに担っていただければ幸いです。

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