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それでも声をかけるとき


証し#41 執筆担当:永井創世(東北地区責任主事)


東北地区の春期学校の最終日夜、毎年恒例の卒業生を送る会が開かれました。卒業する学生1人1人がKGKで受けた恵みの証しをし、KGK運動が後輩たちへと託されていく大切な時間です。その中で、ある女子学生が後輩たちに向けてこんなメッセージを残しました。


「後輩のみなさん。友達をKGKに誘うことを決して諦めないでください。その労苦は決して無駄ではありません。」


私はこの言葉に思わず涙しました。なぜなら、そう語る彼女自身がかつて、KGKへの誘いを断り続けていた学生の1人だったからです。しかし、彼女の友人は何度も何度も諦めずに声をかけ続けていました。そして祈っていました。そんな友人の存在が、彼女の人生を大きく変えることになったのです。


ここ数年、コロナ禍によってKGKの参加学生数は大きく減少してきました。しかし、その背後で、諦めずに友人に声をかけ続けてきた学生たちがいます。何度も断られ、時にそっけない返信に傷ついたりしながら、諦めずに声をかけ続けてきた学生たちがいます。数字には表れず、誰の目にも留まらないようなその小さな奉仕は、決して無駄ではない。学生の言葉に私も深く慰められ、励まされました。そして、私自身も何人もの学生たちの顔を思い浮かべ、諦めずに連絡をしようと奮い立ちました。


春は多くの出会いが与えられる季節です。1人でも多くの学生がこの交わりに加わり、共に福音の豊かさを味わうことができるように。特に、諦めずに声をかけ、連絡をし続ける学生たち1人1人のために、お祈りをどうぞよろしくお願いいたします。

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