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Let‘s go! ニネベに遣わされるヨナ


ブックレット紹介#7 執筆担当:木下泉(関東地区担当主事・事務宣教局担当主事)


私が当時役員として奉仕していた関東地区お茶の水ブロックでは、クリスチャンが少なく、グループとしての活動が難しい学校が多くあったため、そのようなメンバーを対象とした聖研の時間を持っていました。その際に今回ご紹介するテキストを使用していました。

通っていた大学に定期的なグループ活動がなかった私にとっても、シリーズものの聖研をする初めての体験でした。そしてこの聖研を通して、グループで聖書を深く読むことの楽しさを知ることが出来ました。

このテキストのおすすめポイントは、4回で終わるというコンパクトさです。またそれだけではなく、ヨナ書自体も4章と短いため、回数が少なくても深く御言葉を味わうことが十分可能です。恥ずかしながら、このテキストを使って聖研をするまで、ヨナ書に関して、ヨナが魚に食べられたという知識しかなく、絵本のおとぎ話のようなイメージでした。

しかし、聖研テキストを通して深くヨナ書を読んでみると、魚に食べられたエピソードがかすむほど、ヨナの感情の動きが印象的でした。ニネベに行きたくないという、神様への反抗、魚に飲み込まれる経験を通しての使命への立ち返り、ニネベの人々の改心に対する神様への怒り、とうごまの日陰による喜び、とうごまが枯れたことに対する神様への怒り。聖研を通して、ジェットコースターのような感情の動きに惹きつけられたことを覚えています。

また、本テキストの最後の設問には、とうごまの出来事を通しての神様からの働きかけに対するヨナの応答がない部分から、それぞれの学内に遣わされている私たちがどのように応答していくかをを考える問いがなされています。この問いはクリスチャンが少数派であり、ある意味ニネベのような日本に遣わされている私たちにとって、より深く考えるべき問いではないでしょうか?

先ほど述べたように、このブックレットはコンパクトであり、ヨナ書の内容も比較的わかりやすいため、「まだ未信者学生はいないけれども、これから本格的に学内活動を始めていこう!」というグループにピッタリです。

このテキストでの学びを通して、反抗する民であっても、救われることを願う神様の愛の深さを知り、一人一人が遣わされた地で福音を伝えることの励ましとなることを願っています。

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