
証#92 執筆担当:前田柚帆(北海道地区GA)
御名をほめたたえます!
GA2年の任期を終え、3月いっぱいでKGKを退職いたします。これまで、多くの方々に支えられ、励まされ、ここまでGAとしての歩みが守られてきたこと、感謝いたします。
KGKで働くことの恵みのひとつは、主事GAに関わらず「KGKに関わる全ての方々が主にある同労者」であることです。学生も、卒業生も、KGKを覚え支援してくださる方々も、KGKという群れに委ねられた神の宣教に共に応答し、参加する同労者です。
この2年間は非常に恵み深い時で、濃い体験が与えられる連続でしたが、不思議と、KGKを退職することに喪失感がありません。寂しさも多少はありながら、大きくは覚えていません。
それは、KGKを退職しても、私自身が「KGKスピリットを受け継いだ卒業生」であることに変わりはないからだと思います。主事GAは卒業生の代表として学生のもとに遣わされる存在ですが、春からの私は言ってしまえば「代表ではなくなるだけ」です。
KGKで養われてきた派遣意識、全生活を通しての証、遣わされた地で福音に生きること…それらはこれからも私の信仰の軸となって、また遣わされていくあらゆる場所でさらに養われるでしょう。そして、これまで積まれてきた学生、卒業生、支援者の方々の祈りやささげものが、いつも私の行動一つひとつに重ねられ、実を結ぶ種となって蒔かれていくでしょう。(もちろん、既にGAとしての働きの中で蒔かれてきましたが。)
そう思うと、退職することで広がっていくであろうKGKで受け取った恵みの数々に、わくわくするのです。
「その人は 流れのほとりに植えられた木。時が来ると実を結び その葉は枯れず そのなすことはすべて栄える。」詩篇1:3(新改訳2017)
この聖書箇所は、「自分が流れのほとりに植えられた木のようでいられるように」と、これまで個人的な適用として読むことが多かったのですが、最近、KGKや団体に適用して思い巡らすことも出来ることに気づかされました。
KGKが「流れのほとりに植えられた木」として存在し、実を結ぶ共同体であり続けるために、ますますKGKの働きに参加し、祈る人々が起こされますように。必ずやってくる「時」に、主によって結ばれていく実の数々に期待します。
これからも、同じ流れのほとりに植えられている同労者として、皆さまと共に歩ませていただければと思います。