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すべての人に福音を

  • 執筆者の写真: KGK公式ブログ
    KGK公式ブログ
  • 4月30日
  • 読了時間: 2分

証#98 執筆担当:加藤雄太郎(関東地区担当主事)


今年度から主事として奉仕できることを感謝いたします。私は日本で生まれ育ちましたが、大学を卒業した後から今年の3月まで8年ほど海外で生活しておりました。始めの一年はイギリスのOCCAオックスフォードキリスト教弁証論センターで学び、翌年の2018年からシンガポールで弁証論を用いた伝道活動を行う宣教団体で働き始めました。


シンガポール人やシンガポール在住の日本人が抱く疑問に向き合いつつ聖書のメッセージを届ける働きを通して多くのことを教えられましたが、「キリスト教を信じていない方々にはこの信仰が真理であるかどうかだけではなく、自分の人生にどう関わるものかということを魅力的にお伝えする必要があるのではないか」という問題意識が与えられました。


そのテーマを掘り下げるためにシンガポールの神学校で学びを深めることとなりましたが、そこでクラスメートであったシンガポール人の妻と出会い、結婚へと導かれました。


神学校卒業後は妻の母教会であるパヤー・レバー・メソジスト教会でインターンシップを行い、2025年2月から同教会の宣教師として夫婦共にOMFという宣教団体に派遣されております。


シンガポールにおけるクリスチャンの割合は人口の約18%であり、諸教会は世界宣教に熱心に取り組み、宣教師を送り出されています。私たち夫婦もまた多くの尊い祈りと犠牲によって支えられて日本へと送り出されていることを胸に刻みつつ仕えていきたいと願っています。


また私は特に弁証論を用いて福音を伝えることに関心がありますが、これは議論を使って相手を論破することによってキリスト教を信じてもらう、ということでは決してありません。人が神様を信じるようになるためには何よりもまず神様がその心に働きかけてくださらなければならないと私は信じております。そして、そのプロセスにおいてもし神様や聖書に対して誤解やつまづきになるようなものがあるのならば、弁証論はそれを取り除くお手伝いができるのではないかと考えています。


神様は国籍・性別・経歴にかかわらず、私たち全員に素晴らしい福音を与えてくださっていて、これを知らずに生きるなんてもったいない!と常々思っています。これから学生の皆さんとこの福音の豊かさを味わい、また福音を伝える働きを支えていくように仕えたいと祈ります。どうぞよろしくお願いいたします。

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