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聖書が解る10の扉〜流れでとらえ、自分で読み通すために


良書紹介#12 執筆担当:鈴木俊見(中四国地区責任主事)



【原雅幸著『聖書が解る10の扉〜流れでとらえ、自分で読み通すために』いのちのことば社、2021年】


ある時、幼い頃から教会学校に通い、たくさんの聖書のメッセージを聞いてきた学生がこう言いました。「私、聖書のいろいろな物語は知ってるんですけど、それがバラバラで全然繋がっていないんです。」その後、何人かの学生から同じような言葉を聞きましたし、同じことを感じているような学生に何人も出会ってきました。


聖書の扱う時間は膨大ですし、ページ数もかなりの量があるので、なかなか全体像を掴むことは容易ではありません。KGKがNET(全国学生訓練会)のストランド1で提供している救いの全体像の学びができればいいのですが、なかなか時間を取り分けて学びに集中するのが難しい現実もあります。


今回紹介するこの本は、「はじめに」にも書かれている通り、「聖書全巻をいくつかのテーマで「串刺し」にして学ぶシリーズ」です。「創造」「祝福」「贖い」といった10のテーマで、1章ごとに聖書の全体を「縦」に串刺してくれています。「発端が何か(起)。古代イスラエルの歴史においてどのように展開され(承)、イエス・キリストによって何が起こり(転)、私たちとどのように関連して完結するのか(結)をたどれるように構成」されています。


実際、ある委員会の中で学生たちと一緒に、一ヶ月に1章のペースで読み、感想を分かち合いながら読み進めていくと、「ああ、そういうことだったのか」という声がほぼ毎回と言っていいほどありました。これまでつながっていなかったことが、一つの筋で捉えられるようになり、そのテーマが聖書全体で言っていること、そして今の自分との関わりがより豊かに味わわれるようになりました。


自分で聖書を読むには、創世記、出エジプト記、というように「横」にまとめて学んでいくことが多いように思いますが、この本のように「縦」に串刺しにしてみると見えてくるものもあります。こういう本で、完結にわかりやすく書いてくれている本はなかなかなかったのではないかと思います。そういう意味で、画期的な、そして聖書理解・福音理解がさらに深まっていくのを助けてくれる良書だと思います。


ひとりで読むのも良し。誰かと一緒に分かち合いながら読むのも良し。

多くの人が手に取って、「ああ、そういうことだったのか」と福音の喜びを味わうきっかけになればと思います。



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