私たちと共に住むために
ショートメッセージ#7 執筆担当:矢島志朗(総主事) 「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。」(ヨハネによる福音書1章14節・新改訳2017) ヨハネによる福音書1章では、イエス・キリストは神ご自身であり、永遠のはじめから存在され、世界のすべてを造られ、いのちに満ちた方で、すべての人を照らす光であると紹介されています。そしてこの神様が、私たちと「共に住む」という願いを持ってくださっていることが記されています。「共に住む」とは、神と人が豊かな交わりを持ちながら生きている状態です。 私は無宗教の家庭で育ち、なんとなく神はいるかもしれない、でも人に迷惑をかけなければ好き勝手に生きればいいと考えていました。自分の内にうごめく闇、不安や憎悪に実はかなり悩んでいましたが、それでも人生はそんな感じで生きればいいんだと思っていました。 今から30年ほど前、大学1年生の時に不思議な導きで聖書を読みはじめ、教会に行くようになり、大学の聖書研究会