証し#24 執筆担当:髙橋あきら(北海道地区KGK運営委員長・藤女子大学3年)
2022年度北海道KGKの年間テーマは「Eat well, live well. 神の基(もと)」です。どこかの食品企業のコマーシャルで聞いたことのあるキャッチーなフレーズですが、学生のみんなにより覚えやすく、また思い出しやすく、テーマを意識した1年を送ってほしいと願ってこのタイトルにしました。
御言葉をよく食べ、御言葉によく生きる。愛する兄弟姉妹がそんな1年を送ることができるように!
北海道KGKは、土地こそ広いものの規模の小さな地区であります。そのためみんな仲が良く、あまり知らない人はいません。ノンクリスチャンの友人に札幌以外の大学のKGKの友人の話をすると、
「いろんなところに友達いすぎじゃない?」
「どこで友達になるの?てかいつそんなに(仲良くなるほど)会うの?」
と聞かれます。たしかに、一般的にはコロナ禍で大学生になり人と出会う機会が減っている中で、真逆をいく私。友人からすると不思議な存在ですね。よく考えてみると自分がKGKに繋がっていなければ、オンライン上で出会っていなければ、きっと全道各地のみんなとここまで仲良くなることはできなかったでしょう。対面イベントが一般的だったころだときっと、数か月に一回、合宿ごとに会うだけでは心を開いてはくれなかったであろう同期を思い浮かべながら...そう思います。
さて、私たちは例のごとくオンラインで顔を合わせることの多い2年間を過ごしてきました。KGKの活動はZoomがメインで、その便利さや気軽さを喜ぶ一方、やはり少しずつ交わりが希薄化してくことも感じてきました。そんな最中、先日行われた春期学校では最終日を対面で迎えることができ、改めて画面越しではない交わり、特にみんなで声を合わせて主を誉め歌う、賛美する喜びをかみしめました。
この賛美によって励まされ与えられた希望をテーマにのせたいと思い、今回の聖書箇所を選びました。
コロサイ3:16には「歌いなさい。」という言葉までにいくつかの前置きがあります。
キリストのことばがあなたがたのうちに豊に住むように、
知恵を尽くして互いに教え忠告し合うように、
詩と賛美と霊の歌により心から神に向かうように。
これらは私たちが陥りやすい罪への予防線のような言葉であると思います。
キリストのことばに住むとは御言葉に生きるという意味で、ただ賛美するのではなく、まず私たち自身が御言葉の土台に立つ必要があるということを指します。
互いの関係性において主の存在を忘れていくようになると、御言葉によって知恵を尽くすことや、教え合うこと忠告し合うことから遠ざかっていきます。しかし私たちは口先だけでなく、霊肉と知性によって実を結ぶような賛美をささげていくべきであり、そのためにはテーマ聖句にある通り、どんなに難しくても愛をもって言いづらいことも伝えていくようにあるべきです。
これまでの2年間とは違った新たなステップに歩みを進めつつある私たちですが、今までの経験があるかこそ、今与えられているそれぞれの恵みに気づき、その素晴らしさ、主の愛の深さを実感できています。
これまでの経験をなかったことにせず、御言葉に立ち、唇の果実を絶えず神にささげていく1年になりますように。主の栄光が各学校で豊かにあらわされるように、学生同士が交わりの中で成長し励まし合い祈り合えるように、ひとりでも多くの学生がイエス様に出会うように、続けてKGKのためにお祈りに覚えていただけたらと思います。