コラム#9 執筆担当:近藤結(九州地区GA)
いつもKGKの学生宣教の働きを覚えてご支援くださり感謝いたします。
7月3日から9日の6日間、タイでEARC2024が開催されました。IFESの東アジア地区の学生大会であるEARCは、2017年以来7年ぶりの対面開催。学生とスタッフ合わせて500人以上が集まり、KGKからは学生22人、スタッフ5人で参加しました。「Voice Matters」というテーマのもと、神様の声に耳を傾ける大切さ、自分たちが声を上げていく大切さが、大会中様々なプログラムを通して語られました。
多くの学生が参加しているムーブメントもあれば、信教の自由が保障されていない国のムーブメント、政治的な状況が悪化しているムーブメントからの参加もありました。
ムーブメントが直面している課題を声に出していくFlashmob、各ムーブメントのために祈るStand in the gap(破れ口に立つ)というプログラムが印象に強く残っています。それ以外にも、分かち合いのグループや宿泊の部屋での交わりを通して、東アジアの国々・地域でクリスチャンとして生きる痛みをリアルに感じ、心から祈りたいと思わされました。
Sensitive Movementと呼ばれる、学生やスタッフの安全を守るために活動が公にされていないムーブメントからの参加者は、赤いタグのついた名札をつけていました。 最終日の集合写真では、レッドタグをつけた参加者は写ることができず、レッドタグ以外の参加者たちが本当に残念そうな顔をしていたことを思い出します。また、各講演での賛美は、毎回違うムーブメントが担当し、英語の賛美に加えて、それぞれのムーブメントの言語での賛美もみんなで歌いました。「言葉が上手に通じなくても、一緒に賛美することができて感動した」と学生が分かち合ってくれました。この大会中、どの国・地域からというのは本当に関係なく、キリストにあって一つにされていたことを皆が感じていたのだなと思います。
いつか、世界中で福音が自由に宣べ伝えられること。世界中で同じ一つの神様を賛美すること。そのような夢の一端を見せてもらった大会でした。
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