証#79 執筆担当:金濚園(中四国地区KGK運営委員長・広島大学3年 )
今年度、中四国地区では「イノリチュウ」というテーマのもと活動しています。一昨年からの交わりを大切にしたいという思いを受け継いだテーマです。昨年は「Be BoB」、みことばを土台に交わりの成熟を目指すというテーマでした。今年は、祈ることに重心を置いて、そこからまた交わりを深めたり、もっと広げていこうという思いが込められています。
テーマ聖句はエペソ6章18節で、テーマ合宿ではここからメッセージが語られ、祈りについて考える時間を持ちました。メッセージからは聖書から祈りとは何なのか、どう祈るべきなのか、どのようなことが私たちに祈れるかということを学びました。改めて自分の生活にある祈りを振り返ったとき、ただ願い事を言うだけの時間になっていたり祈りの言葉が定型文になっていたりすることに気付きます。またメッセージの後半ではパウロが自分のために祈ってくださいと手紙に記したことから、私たちも祈り祈られる関係、そういう交わりになっていこうという話がありました。日常において苦しく、自分は孤独だと感じ信仰が揺らぐようなとき、1人では祈ることができなくなるときがあります。しかし、そんなときには私のために祈ってくれる誰かがいます。だからそんな人たちに、「私のために祈ってください」と言えるようになろうと強く思いました。そしてその次は私も誰かのために祈れる人になろうとも思いました。
6月にこのメッセージを聞いて9月の自分が思うことは、私のために祈ってくれる人がいるということ、それは私がKGKで受けた一番大きな恵みだろうということです。人と関わることにずっと不安や怖さをどこかにもっていて、それ故に最初KGKという交わりも自分の居場所ではないと思っていました。また大学生活の中で大きく信仰が揺らぐような時期もありました。しかし神様は私の手を離されなかったために交わりに留まり続けることができたし、それによって祈り祈られる関係を人と築いていけることや、KGKの交わりは私に良いものをくれるということに気付くことができました。これからも神様を、そしてKGKで出会った仲間を、信頼して交わりに留まり続けようと思います。私を今いる場所に遣わしてくださった神様に感謝します。
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