証し#15 執筆担当:小林祐(関東地区担当主事)
関東地区では222クラブという集会が毎月もたれています(オンライン開催のため全国から参加者が与えられています)。222クラブは、関西地区で始まった集会であり、第二テモテ2:2がその名前の由来です。「将来的に伝道者としてキリストの教会に献身することを考えている学生、または卒業生」 を対象にしており、だからこそ今年度はエペソ書を通して「教会とは何か」ということを学んでいます。
私はこれまで聖研テキスト作成というかたちでご奉仕させていただきましたが、今回はエペソ5章からメッセージをしました。私自身、聖研 テキストや説教準備をさせていただくなかで、教会についての理解が深められています。
この「教会とは何か」は、KGKで仕える上でも重要な問いです。なぜなら、KGKは、教会から離れて活動を行う独自の組織ではなく、「教会の枝葉」としての働きであるからです。KGKが「キリストの教会を建て 上げる」ことを掲げているのもそのためです。したがって、「教会とは何か」という教会理解を深めること抜きに、「教会を建て上げる」という働きのお役に立つことは難しく、向き合い続ける必要があります。
しかし、学べるのは御言葉からだけではありません。御言葉に基づき学びながらも、その理解が深められ るのは、実際の教会生活を通してです。学生たちからも、教会生活における様々な喜びや悩みを聞くことがありますが、真剣に向き合い、教会を愛し続けようとす る彼らの姿からも教えられることが沢山あります。
どの教会にも、特徴や良さがある一方で、課題のある人間が 集まる以上、課題もある。しかし、課題を抱えながらも、神様によって呼び集められた多様な人たちが各器官 として互いに必要とし、キリストにあって御霊による一 致できることを私たちが体験していくとき、「キリストのからだなる教会が建て上げられる」という神さまの業が前進し、この世への証となっていくのではないでしょうか。
御言葉を土台とした生き方を通して、教会について学び、仕え、愛し続けるKGKでありたいと願います。