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信仰が無いわけじゃない


証し#62 執筆担当:永井創世(東北地区責任主事)



卒業する学生たちの残していく言葉が毎年心に残ります。


先月、卒業間際の学生にあらためて「KGKの中で一番嬉しかったこと、信仰生活において意味深かったこと、『KGKでこれを得た』というものをひとつ挙げるとしたら何?」と聞いてみました。その学生はしばらく考え込んだ末に一言、言いました。


「自分に信仰がないわけじゃないんだと知れたこと」


その学生と過ごしてきた私には、その言葉の意味がすぐにわかりました。その学生はクリスチャンホームで育ち、洗礼も受けて明確な信仰を持っていましが、ある頃から「親と同じように熱心になれない自分には本当は信仰がないんじゃないか」「教会のやり方に対して疑問を抱くのは自分に信仰がないからじゃないか」と自分を責めるようになっていたからです。私はその学生が涙と共にそれを語るのを見てきました。想像以上に深い痛みでした。しかしその学生は、KGKで与えられた同世代の友人との交わりの中で、そうした悩みや葛藤を受け止めて共感してもらえた時、少しずつ平安を得るようになりました。そして、自分の信仰をより確かなものとして捉えることができるようになっていきました。その学生はその後も教会を離れることはなく、むしろ、教会を愛するとはどういうことかをもっと考えるようになりました。そして今も悩みながら、教会の中にいる自分と同じような悩みを持つ次世代のために何ができるのかを考え続けています。


私はその学生のことを心から尊敬しています。そしてKGKが、その学生の信仰生活にとって大切な意味を持つ交わりとなったこと嬉しく思います。同時に、私はその学生の言葉を重く受け止めたいと思いました。若い信仰者にとって、教会に関する悩みや疑問を正直に分かち合える場所はとても大切です。そしてそのような交わりでこそ、彼らは教会を愛することを受け取っていきます。KGKがこれからも、そんな場所のひとつとして用いられることを願っています。そして私自身、主事として、そんな学生の声に耳を傾け続けたいと願っています。

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