中四国地区に再び遣わされて
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- 3 日前
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証#106 執筆担当:井上悠(中四国地区担当主事)
4年間奉仕した関東地区を離れ、この春から中四国地区へ異動しました。
私にとってこの異動は、想定外の出来事でした。「もう中四国地区に戻ることはないだろう」と勝手に思っていたからです。
私は岡山県出身で、学生時代は中四国地区KGKに参加していました。KGKや教会でたくさんの良い経験が与えられ、多くの恵みをいただいた一方で、自分の未熟さゆえの失敗や自分ではどうしようもできない苦しみも経験しました。そんな思い出があるからこそ、その記憶が蘇る中四国地区に戻るのは怖いと思っていました。
そのようななかで結婚の導きがあり、中四国地区に戻ることになりました。異動が決まった私に神様が語ってくださったことは、「私があなたを引いて行く場所で私を礼拝しなさい」「その地のために祈りなさい」ということでした。
「わたしがあなたがたを引いて行かせた、その町の平安を求め、その町のために主に祈れ。その町の平安によって、あなたがたは平安を得ることになるのだから。」エレミヤ書29章7節(新改訳2017)
神様が与えてくださったことばを握り、4月から中四国地区での奉仕、生活が始まりました。中四国地区の学生、卒業生たちと会うなかで感じたことは、神様はこの地でずっと働いておられ、新しいことをし続けておられるということです。
中国5県、四国4県からなる広い中四国地区でKGK活動を続けることは簡単ではありません。しかし、それでも私が学生だった頃と変わらず活動が続けられ、むしろ活発になっています。また、信仰をもつ学生たちが育ち、救われる人が起こされています。私にとっては苦い思い出が残る地です。しかし、神様はこの中四国の地を愛され、この地で神様の御業を行われようとしているのだと思いました。そのことに気付いた時、それまで抱いていた恐れは期待に変わり、苦い記憶も不思議な形で癒されていきました。
先日、今年度の地区のテーマについて考え分かち合うテーマ合宿がありました。今年度の中四国地区のテーマは「みことば種まき大作戦」です。「すべての学生に福音を」という目標に向かって祈り、自分たちに何ができるか作戦会議をし、種を撒いていこうとしています。
「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。忍耐の限りを尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。」テモテへの手紙第二4章2節(新改訳2017)
このテーマ聖句にあるように、学生たちと一緒に福音を味わい、大胆にみことばを宣べ伝えていきたいです。神様が今年、中四国地区でどのような御業を行ってくださるのかとても楽しみです。