証し#42 執筆担当:木下紫恩(北海道地区実行委員長)
2023年度北海道地区KGKの今年度のテーマは「KGKを知る~受け継ぎ、励ます、主と歩む道~」です。また、ピリピ3章17節の「兄弟たち。私に倣う者となってください。また、あなたがたと同じように私たちを手本として歩んでいる人たちに目を留めてください。」をテーマ聖句としています。この1年、何を意識したいのかをストレートに伝えたくてこのテーマにしました。
北海道地区は土地こそ広くブロックも8つに分かれてはいるものの、規模は小さな地区で、月例会も地区として動くことが多くあります。ちょうどほとんどのメンバーを知っているくらいの規模なため、アットホームな地区だと思います。
昨年の北海道KGKはほとんどの活動が対面で行われました。集まって聖書を読み、賛美をささげる喜びをかみしめた1年でした。また、月例会などは一部オンラインも併用して遠方の学生との交わりも保たれていました。しかし一方で、組織としてのKGKへの理解やスピリットの継承が不足しているという課題もあがってきました。
KGKスピリット(福音主義、超教派、学生主体)はKGKに関わってきた先人たちがみことばに聞き、応答していく中で確認されてきたものです。このスピリットは人の入れ替わりが激しいKGKにおいて、先輩から後輩へと受け継がれてきました。組織的への理解も同様です。テーマ聖句のピリピ3章17節はこのテーマとリンクしています。私に倣う者となってくださいと言っているのはパウロですが、パウロは主に忠実に従った人でした。まずはパウロのように神様に信頼して個人的な神様との関係を大事にし、その上で同じように歩んでいる人たちに目を留めることが大切です。
KGKに集っているクリスチャンの友人たちはそれぞれみことばに聞き、主とともに歩もうとしている人たちです。彼らに目を留めるときに、信仰が励まされる経験をしてきた人は多いと思います。また、神様と向き合い、KGKに参加する姿勢を見て、そこから受け取ってきた結果継承されてきたのがKGKスピリットと言えるでしょう。
昨年は対面で交わり、ともに賛美をささげる喜びを味わいました。今年はそこからもう1歩進み、私たちが集っているKGKのことをもっと知ることで、この交わりはより豊かになっていくと思います。そして、交わりの中で励まし合い、主とともに歩む1年になることを願います。