証#85 執筆担当:小林悠(関東地区担当主事)
「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。それでも、あなたがたの天の父は養っていてくださいます。あなたがたはその鳥よりも、ずっと価値があるではありませんか。」(マタイによる福音書6:26・新改訳2017)
来春2025年3月3日−7日に、25NC(全国集会)が開催されます。今回は関東地区に準備依頼があり、1年以上前から5人の準備委員と2人の主事で準備を進めてきました。9月から申込が開始し、全9地区からすでに290名以上の参加予定者が与えられています。
申込が始まり、準備がこれまでより立て込んできたこの秋に感じたことは、焦りと恐れでした。準備は間に合うだろうか、良いものになるだろうか、見落としていることはないだろうか。準備は少しずつではあっても確実に進んでいます。しかし、それでも不安が襲ってくるのです。
しかし、そのような焦りと不安の中で気づいたことは、私自身が、神の力よりも自分たちの力に目を向けていたことです。すべての必要を自分たちで満たさねばならない、そうであるなら今のままでは十分ではない、もっとやらなければ。主事の私の焦りと恐れはそばにいる準備委員たちにも伝わってしまっていたことでしょう。
神様は、神様ご自身が私たちを養ってくださるのだと語ります。NCに関して言えば、神様ご自身がNCで語ることを備えておられ、学生たちがそれをよく聞くために必要なことはすべて整えられるのです。
冒頭のみことばの続きにはこうあります。
「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。」(マタイによる福音書6:33・新改訳2017)
これからも準備は続き、忙しさ、大変さも増してくるでしょう。しかし、全てをご存知の神様が私たちを養ってくださるので、心配することはありません。まず神様の御思いを求めること、それから必要な準備を進めること、この順番を大切にしたいと思わされています。
25NCのテーマは「Challenge!! キリストの花嫁」(黙示録2:10)です。戦争や災害が多発し、愛が冷えていると言われる時代にあって、私たちクリスチャン、教会に与えられているチャレンジは何か、共に教えられたいと願っています。
準備に関わるすべての学生や主事、講師の先生方のために、また参加する全国の学生一人ひとりの祝福のために、そしてその背後で祈り送り出してくださっている教会の方々のために、お祈りいただけると嬉しいです。