教会における信仰継承について・その2
コラム#2 執筆担当:吉澤慎也(総主事) 前回のブログに引き続き、教会における信仰継承について、考えてみたい。 先日、ある教会で聖書から「恋愛・結婚」について語る機会があった。そこには小学校高学年以上の若者十数名とともに、その両親など多くの大人たちも参加していた。会の終了後、ある大人がこんな風にレスポンスをくださったのを印象深く覚えている。「教会でも、ようやくここまで赤裸々に分かち合える時代が来たんですね」。 私としては、これまでKGKの学生たちに語ってきたものと同じような内容を伝えただけで、特別な話をしたつもりはないのだが、とてもポジティブに受け止めてくださったのだろう。 思えば私が思春期を迎えた頃、教会で「恋愛・結婚」について話を聞く機会はほとんどなかった。教会では、そのような俗っぽい話はどちらかというと歓迎されない雰囲気を感じていた。そんな私が、高校2年生の夏に参加したあるキャンプで、クリスチャンの友人を通して恋愛・結婚について考える機会が与えられたことは、今にして思うと本当に感謝なことだった。 このような大切なテーマについて考える機会が、