わたしのしもべモーセは死んだ
ショートメッセージ#10 執筆担当:杉本潤(北海道地区責任主事) 「あなたの一生の間、だれ一人としてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしはモーセとともにいたように、あなたとともにいる。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。」(ヨシュア記1章5節・新改訳2017) ヨシュア記の中心的な登場人物は、偉大な先輩モーセから後を引き継いでイスラエルの民を導く指導者として立てられたヨシュアです。彼は1章1節にあるように「モーセの従者」でした。すぐ側でモーセを補佐し、身近なところで神様とモーセとの関係を見ていました。モーセが生きている間は、神様はモーセを通して神のことばを民に語り、民を約束の地へと導いてきました。しかし、そのモーセが死に、ヨシュアも民も頼りにしていた存在はもはやいない。そこからこの書は始まっていきます。 ヨシュアにとっても、自分が従ってきたモーセを失うことの悲しみは大きかったことでしょう。それでもモーセの死によってイスラエルの歩みが終わることはなく、ヨシュアが次の指導者として立てられ、旅は続きました。そしてこのような状況下で神様が